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第23回 LBAフォーラム(7/13)「再生可能エネルギー、どう導入するか!?」&映画上映

7月からいよいよ日本でも始まるFIT(固定価格買い取り制度)。
それに向けて、自社専用の太陽光発電施設を所有する、地元の事業者や
市民と共同出資する電力事業を準備しているなど、色々な取組が聞こえて
きます。

中には導入すれば長期的に利益が回収できる安全な投資案件として、
取引先の金融機関から導入を持ちかけられるケースも多くあるようです。
しかし、例えば太陽光発電の買い取り価格42円(20年間買取)が保障され
るのは当初だけで、後は急速に下がることが予想されること。送電線まで
の設備敷設のコストや獣害対策のコストなどが含まれていない、今から
着手しても電力会社の手続きが完了するまでに相当待たされるかわから
ないことなど、知らないではかえって損をするケースも多々起きそうです。

一方、地域や市民の間では再生可能エネルギーへの期待・関心は大きく、
導入を前提に勉強会や研究会を始めるところも少なくありません。

この機会に改めて、全国の自治体で再生可能エネルギー導入のアドバイス、
省庁横断的にしくみづくりを進めている専門家や、実務家など再生可能エネ
ルギーとのつきあい方を熟知している講師陣から、再生可能エネルギーの
種類、導入手法、事業の可能性、気をつけなければならない点などレクチャ
ーいただくと共に、質疑を通じて理解を深めます。

また、今回のフォーラムは「シェーナウの想い」というドイツ映画の上映会
からスタートします。この映画は、ドイツ南西部、黒い森の中にある小さな
まちシェーナウ市の住民グループが、チェルノブイリ原発事故をきっかけに
「自然エネルギー社会を子どもたちに」という想いから、ドイツ史上初の
「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでの軌跡
を綴るドキュメンタリーです。

原子力のない未来を願う親たちの、小さな住民運動は、やがて電力革命を
巻き起こし、ついにドイツの電力史を塗り替えます。

まさに、日本でも市民のエネルギーに対する意識が変わりつつある今、
ドイツの事例を知り、学ぶことで、今後の日本の進む道に想いを馳せる
機会にして頂ければと思います。


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┃ LBAフォーラム開催情報
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 ●日時:2012年7月13日(金)
    18:00~21:00 フォーラム その後、希望者は懇親会
 ●会場:東京21Cクラブ コラボレーションスペース

 ◆参加費:会員無料(法人会員は複数名ご参加可能)
      会員の紹介(お一人に付き5,000円)
      非会員 7,000円
      
      ※今回、映画上映会のみのご参加の場合は無料です。
     
◆プログラム
 ●映画上映 「シェーナウの想い」 18:00~19:00 
 ●レクチャー
    19:05~19:35 レクチャー1 岡田久典さん
    19:35~20:05 レクチャー2 山口勝洋さん
 ●トークセッション
    20:10~20:30 事例:OKUTAでの取組 山本 拓巳さん(OKUTA)
           小諸エコビレッジ 渡邊 智恵子さん(アヴァンティ)
           いわきでの市民参加型のサスエネ塾 大和田
 ●全体質疑:20:30~21:00 

◆講師:
 ●岡田久典先生 早稲田大学 環境総合研究センター 主任研究員

 京都大学大学院農学研究科修了(森林資源学)。
  都市銀行のシンクタンクで21世紀社会システム研究チームリーダーなどを歴任。
  退社後、NPO活動などに従事。現在、総務省緑の分権改革会議専門委員、独立行政
  法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター環境・エネルギー領域
  アドバイザー、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク副理事長を兼任

 ●山口勝洋さん サステナジー株式会社 代表取締役
  東京大学工学部化学工学科卒。シカゴ大学院経営学修士(MBA)。
  現アクセンチュア、アーサー・D・リトルで、環境と技術に専門性を入れた経営
  戦略の立案、環境分野の新事業戦略や技術・イノベーションマネジメントを担当。
  2004年に日本初の地域エネルギー事業となる「おひさま進歩エネルギー」(飯田市)
  の企画・設立。2008年、「おひさま進歩モデル」の全国展開の検討を開始し、
  2009年に「サステナジー株式会社」を設立。

 また、OKUTA様、アバンティ様より取組状況について情報提供いただきます。

◆キーワード
・エネルギーシフトの実際
・エネルギーとライフスタイル
・中小事業者、市民出資の発電所設立の手順
・ここに気をつけよう。再エネの選び方、導入の仕方
・戦略的に導入するには?


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┃ <映画詳細> 「シェーナウの想い」
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 ・製作年:2008年 上映時間;60分
 ・監督:フランク=ディーチェ / ヴェルナー=キーファー 
 ・製作:Fuss e.V. (Der Forderverein fur umweltfreundliche Stromverteilung
   und Energieerzeugung Schonau im Schwarzwald e.V.; シェーナウ・環境に
  やさしい電力供給のための支援団体)

 ※ダイジェスト:http://www.youtube.com/watch?v=KD_2CAAA9gs

※シェーナウ市:ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州レラッハ郡に
属す都市。ドイツの行政単位では市となるが、人口約2500人なので日本の
感覚では町や村に近い。

1986年、ウクライナのチェルノブイリで起った悲劇を発端に、穏やかなシェー
ナウの人々の暮らしは一変します。チェルノブイリと同様、近くに原発を臨む
この街で、子ども-の未来に不安を持つ親たちが集まり、住民運動を始めた
のです。

「原子力のない未来を求める親の会」。かれらの最初の活動は、小さなテント
をたてて情報センターにし、放射線物質を防ぐための生活情報を発信するこ
とでした。何を食べてよ-くて、何がだめなのか。被ばくによって何が起るのか。
その危険は、私たちのすぐ近くの原発からも、もたらされるのでは?

彼らはまた、チェルノブイリ村の人々--とくにその子どもたちをほおっておくこと
ができませんでした。被ばくした子どもの癌検診のためにと資金を送り、さらに
村の子どもた-ちをシェーナウの森に招待しました。彼らはチェルノブイリの子
どもたちに伝えたかったのです、「シェーナウは、あなたたちを忘れない。
ずっとあなたたちの側にいる」と。

それは、原子力と闘うことを意味していました。

原子力のない未来を願う親たちの、小さな住民運動は、やがて電力革命を
巻き起こし、ついにドイツの電力史を塗り替えます。これはそのシェーナウの
人々の思いを綴ったドキュ-メンタリーです。


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┃【お申し込み】お誘い合わせの上、ぜひご参加ください!
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 下記ご記入の上、メールまたは下記フォームよりお申込みください
 ・メール⇒ office@lohas-ba.org

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 ●LBA定期フォーラム(2012年7月13日)
 ・お名前:
 ・会社名:
 ・出席者人数:
 ・出席者氏名:

 ●懇親会: ご出席/ご欠席

 ●通信欄:

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 お申込みフォーム⇒ http://lohas-ba.org/seminar/form.html