◆昨年は、「ソーシャル」がキーワードでしたね。
例えば、雑誌『ソトコト』は「ソーシャル&エコマガジン」、『オルタナ』は
「志のソーシャルビジネスマガジン」と、それぞれショルダーコピーを
ソーシャルに変えました。そして昨年4月のLBAフォーラムでご紹介した
フェイスブック上のキャンペーン「いいね!JAPAN」も第一回ソーシャ
ルアワードを開催しました。
ソーシャルと聞いて何を連想しますか?
都市部では孤独死や無縁社会が、農山村部では過疎化が、被災地では地域と
仮設入居者のコミュニティの断絶や、なかなか進まぬ復興など、様々なコミ
ュニティを取りまく問題が真っ先に私の頭には思い浮かびました。
心を痛め、何とかその問題の改善・解決の為に役に立ちたい、あるいは
そういう活動を応援したいという想いを持つ人が増えています。
そして、そうした社会的な課題を解決することを自らのライフミッション
として仕事にする人も増えています。
◆今回のLBAフォーラムでは、ソーシャルなテーマに取組むことを仕事
(ワーク)であると同時に生き方(ライフ)として選び、その形を発想し
つくってきた方たちを年代別にお招きしました。
新年に考える。
【ソーシャル×ワーク×ライフデザインの作法】
30代は宮城県女川町で被災した子供たちの塾「女川向学館」を運営する
NPO法人カタリバの今村久美さん、
40代は千葉県柏市でサステナビリティを盛り込んだ学習塾「サス塾」を
運営する杉浦正吾さん、
50代は「サロネーゼ」という都市部での新しい女性の働き方を支援する
プラットフォームを運営するクリナップの明拓洋さん
そして、60代は神奈川県茅ケ崎市で湘南の地域活性化につながる商品開
発を手掛けるNPO法人湘南スタイルの藁品孝久さんです。
復興地の「女川向学館」と、首都圏の「サス塾」という立地の異なる
学習塾運営に関連し、次世代育成についても考えます。
◆また、最近のこうした活動は地域の市民、自治体、大学、そして企業
とのコラボレーションで行わることも特徴です。様々なステークホルダー
をどのように巻き込み、社会的な信頼を得ながら、成果を上げていくか。
成果を上げていくことは、事業活動と何ら変わりません。
ただ、その成果のメジャーが金銭(売上)ではなく、立ち向かっている
社会課題がどれくらい改善したかであるとか、同時に関係者の共感を
どれくらい集めることができたか、などで計られます。
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┃ LBAフォーラム開催情報
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●日時:2013年 1月23日(水)
18:00~20:30 フォーラム その後、希望者は懇親会
●会場:東京21Cクラブ コラボレーションスペース
◆参加費:会員無料(法人会員は複数名ご参加可能)
会員の紹介・fbお友達(お一人に付き5,000円)
◆プログラム:
【第一部】
18:00~18:20 クリナップ株式会社 明 拓洋さん 「サロネーゼについて」
自宅で料理教室などサロンを展開する「サロネーゼ」に注目が集まっています。
カリスマサロネーゼと呼ばれる人気の先生は、ウェイティングが500人超え、
テレビなどのメディア露出、レシピ本の出版なども実現されています。
クリナップさんは、日本最大級のサロネーゼ検索サイト「Dreamiaサロン」を
中心に、サロネーゼ向けサービスを展開されています。
●Dreamiaサロン: http://dreamiaclub.jp/ds/
●Dreamiaクラブ: http://dreamiaclub.jp/
企業コラボ、出版コラボなどの事例も交え、食を中心とした女性向け
コミュニティービジネスについてお話頂きます。
18:25~18:45 NPOカタリバ 今村 久美さん
「被災地の放課後学校”コラボスクール”」
「いいね!JAPAN」も第一回ソーシャルアワードの表彰式が12月に開催
されました。
http://iine-japan.f-navigation.jp/socialaward/award/
全国から280件のエントリーがあり、
栄えある最優秀ソーシャルプロジェクトに選ばれたのはNPOカタリバの
「被災地の放課後学校”コラボスクール”」でした。
今回のスピーカーのお一人として、そのカタリバの代表理事である
今村久美さんをお招きしました。
<今村久美さんプロフィール>
岐阜県高山市生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。
2001年に任意団体NPOカタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プロ
グラム「カタリ場」を開始。2006年に法人格を取得し、全国約400の高校、
約90,000人の高校生に「カタリ場」を提供してきた。2011年度は東日本大震災
を受け、被災地域の放課後学校「コラボ・スクール」を発案。
2011年7月に「女川向学館」を宮城県女川町で開校。
同12月には、二校目の「大槌臨学舎」を岩手県大槌町で開校。
被災地の子どもに対する継続的な支援を行っている。
2008年「日経ウーマンオブザイヤー」受賞。2009年内閣府「女性のチャレンジ賞」
受賞。文部科学省生涯学習政策局政策課教育復興支援員。
明治学院大学非常勤講師。慶応義塾大学政策・メディア研究科非常勤講師
18:45~19:05 杉浦環境プロジェクト代表 杉浦 正吾さん
「サス塾」「ネクスファ」の運営について
サステナビリティ学習を盛り込んだ塾を柏市と大学のコラボレーションで運営
していらっしゃいます。毎日お子さんのお弁当をつくりながら、まさに、新しい
生き方を実践されているお一人です。
●サス塾: http://www.susjuku.jp/
●ネクスファ: http://next-ph.jp/
<杉浦正吾(すぎうら・しょうご)さんプロフィール>
博士(環境学)。1965年千葉県生まれ。
環境/CSR(サステナビリティ)コミュニケーション領域にて、
イベントやキャンペーンの企画運営、TV制作プロデュース、
企業のブランディング・コンサルティング、セミナーのモデレー
タなど幅広く活躍。近年は、東大や柏市とのパートナーシップで
環境・社会・経済面でバランスの取れた「サステナビリティ社会」
のあり方を子供たちに伝える塾「サス塾」「ネクスファ」の運営に
注力している。
武蔵野大学兼任講師・専修大学KSアカデミー講師。
19:05~19:25 NPO法人湘南スタイル 理事長 藁品孝久さん
湘南の地域活性化につながる商品開発を手掛ける「NPO法人湘南スタイル」
湘南地域ポータル、地産地消、子育て等のWEBサイト運営、「みかんの木」
パートナーシッププログラム、「ふれあい田んぼ塾」等、地産地消、農業振興に
貢献するプロジェクトを推進。茅ヶ崎産の米を100%使用した災害備蓄食糧
「おかゆ」を茅ヶ崎市と協働で開発するなど、行政とのコラボも積極的に
推進されています。
茅ヶ崎で生まれ育ち、25歳で服飾関連の会社を起業。事業が拡大し、利益を
追求する中でいつしか忘れがちになっていたこの創業時の想いに立ち返ることが
湘南スタイルの原点とのことです。
事業家からNPO設立へ「転身」された動機や経緯なども含めて、お話頂きます。
●湘南スタイル: http://www.shonan-style.jp/
●おいしい茅ヶ崎: http://oishi-chigasaki.com/
●FuBo Labo: http://www.fubolabo.jp/
【第二部】 トークセッション 年代別新春トークセッション
19:30~20:30
30代の今村さん、40代の杉浦さん、50代の明さん、そして60代の藁品さん、
いずれも自らのミッションが社会の課題とシンクロし、事業展開されています。
今村さんと杉浦さんは教育の分野で、明さんは製造業の中での女性コミュニティー
ビジネス構築、そして藁科さんは地域活性化の分野で成果を上げつつおられます。
それぞれの事業への想い、生き方、価値観などを参加者の皆様とも分かち合いながら
ジェネレーショントークを進めて参りたいと思います。
今村さんには被災地の仕事の復興状況なども、また杉浦さんには今の子供たちに
ついて、また明さんには女性あこがれのワーク&ライフ・スタイルについて
藁品さんには持続可能な地域づくりにこれまでのビジネススキルを活かす中高年
の生き方についてお聞かせいただきます。
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┃【お申し込み】お誘い合わせの上、ぜひご参加ください!
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下記ご記入の上、メールまたは下記フォームよりお申込みください
・メール⇒ office@lohas-ba.org (当メールにご返信ください)
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●LBA定期フォーラム(2013年 1月23日)
・お名前:
・会社名:
・出席者人数:
・出席者氏名:
●通信欄: 大和田紹介(ご招待枠)
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または、
・お申込みフォームよりお申込みください
⇒ http://lohas-ba.org/seminar/form.html